英語の文章で時折出てくる"bread-and-butter"という言い回し。
これの意味と使い方について説明します。
正しく使えるとなかなか便利な言い回しではあるので、覚えておきましょう。
bread-and-butterの意味
bread-and-butterという表現の意味は、日本語では以下のようなものになります。
- 日常生活に必要な(もの)
- 日用の、平凡な
- 主力の、屋台骨の
- 生活の糧
- 主な収入源
- 本業
もうおわかりでしょう。
bread(パン)とbutter(バター)ですから、西洋的な日常(主に朝食ですね)には欠かせないものです。
主食であり、日常の必需品であり、毎日あたりまえのようにそこにあるパンとバター。
そういったところから、上記にあげたような意味の表現として使われます。
私が初めてこの言い回しを耳にしたのは、欧州オフィスで半期に一度行われていた決算報告会でした。
そこで会社のトップマネージメントからの「うちの主要ビジネスであるA社との取引は…」という文言の中で、「our bread-and-butter business with company-A was ...」と言っていました。
A社とは昔から変わらず取引があり、まさに会社のバックボーンを支える収入源となっていたビジネスだったので、ここでbread-and-butterが出てきたというわけです。
bread-and-butterの使い方
bread-and-butterは、形容詞または名詞として使うことができます。
ここでは便宜的にハイフン有りで記載していますが、名詞の時はハイフン無し、形容詞の時はハイフン有りになります。
例えば、
bread-and-butter goods (生活必需品)
bread-and-butter products (主力商品)
あるいは、
for one's bread and butter (生活のために)
といった風に使われています。
以下、例文です。
The incease of transportation cost is our bread-and-butter issue.
(輸送費の高騰は我々にとって生活にかかわる問題だ)
Do not quarrel with your bread and butter.
(雇い主と言い争ってはいけない)
She is the one who eans our bread and butter.
(私たちの生計を立ててくれているのは彼女です)