英語プチ解説

FYI-略語の意味と使い方

英語の略語「FYI」の意味と読み方、使い方を解説します。

 

上司からメールが転送されてきました。

冒頭には何やら「FYI」と暗号めいた文字列が並ぶだけ。

転送されてきたメールを読めということなのか、はたまた何か別の意味があるのか。

そんな経緯でFYIとググってみた方、ぜひお読みください。

 

略語FYIの意味

FYIという略語は、"For Your Imformation"の略です。

日本語にするなら「情報まで」と言ったところですね。

 

冒頭のメール転送は、部下に必要と思われる情報が書かれたメールを情報までに転送しておこう、と上司が思ったのでしょうね。

"For your information"と言っている以上、基本的には情報提供(参考情報、注意事項、追伸)であり、メインのトピックではなく、それについての回答なども求められていないことがほとんどです。

ただ、メールを転送するのに何も書かないも味気ないという理由からとりあえずFYIと書き添えることも少なくないので、FYIという言葉自体にほとんど意味がない場合もあります。

重要事項であっても「FYI」と書かれる場合もあるので、ただの参考情報と思って斜め読みしてしまうとビジネス上では危険な場合もあるので注意しましょう。

 

略語FYIの読み方

主に書き言葉なので発音することはあまりありませんが、読み上げるとしたら略して「エフワイアイ」でも、略さずに「フォー ユア インフォメーション」でもいいでしょう。

 

略語FYIの使い方

メールなどの文書で使われることがほとんどです。

 

情報転送する時

この情報はあの人に関係しそうだから転送しておこう、あるいは関係ないかもしれないけどもしかすると興味あるかもしれないから
念のため転送しておこうなどと言う時に使います。

使い方としては、転送メールの先頭に「FYI」と一語で記載することが多いです。

または前述のように、転送するのに何も書かないのも悪いからとりあえずFYIって書いておこう、というケースもあります。

 

いずれの場合も友人や社内、チーム内など内輪でのメールのやり取りで使うのが普通です。

取引先やあまり面識のない相手に突然「FYI」だけで情報転送するのは失礼にあたる場合があるので避けておくべきでしょう。

 

文書の最後に情報を追記する時

メールなどの文書の末尾に、ひとこと情報を追記しておきたい時などにも使ったりします。

日本語では「追伸」、英語では"p.s."と書いたりしますが、FYIと書く場合、続く内容はあくまで「情報」である必要があります。

 

例えば、知り合いから近くに良いクリニックがあれば紹介してほしいと頼まれて、自分の通っているクリニックをおすすめしたとします。

そのメールの最後に、

FYI, the clinic is off on Wednesday.

(水曜日は定休日だから気をつけてね)

と付け加えるような感じの使い方ができます。

 

 

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