表などでよく使われる「N/A」あるいは「n/a」という表記の意味と使い方を説明します。
ビジネス文書、学術資料、アンケートなどいろいろな場面で、表の升目に「N/A」と書き込まれているのを見かけることがありますね。
N/A,n/aの意味
N/A、n/aは以下の略語です。
- not applicable(該当なし、適用外、等の意)
- not available(存在しない、在庫なし、未定、等の意)
- no answer(回答無し、等の意)
表などの升目に有意なデータまたは文字列が入らない場合に、斜線を引いたり横棒(ハイフン)を記入したりする代わりに入れられます。
使われる頻度が高いのは「not available」と「not available」です。
「no answer」(あるいは「not answered」)はアンケートの回答が空欄である場合などに使われます。
私が初めてN/Aを目にしてネイティブの同僚に尋ねたときには「No Answerだよ」と教えてくれたのでそう覚えていましたが、後になって上記のように複数の意味があることを知りました。
いずれにしても共通して言えるのは、そこに入るべき数値やデータが存在しない、あるいはまだ無い時に、そのことを表すために使用されるということです。
N/A,n/aの使い方
N/Aと大文字でも、n/aと小文字でもどちらでも大丈夫で、意味も変わりません。
使い方は例えば、下記のようなスポーツの対戦表があったとして、本人同士が対戦することはないのでそこのセルはn/aとなります。
Mark | Paul | Tom | |
Mark | n/a | 〇 | × |
Paul | × | n/a | × |
Tom | 〇 | 〇 | n/a |
別の例で、下記のような製品リストがあったとします。
デスクトップPCはETAがn/aになっているので納期が未定ということになります。
またノートPCはPriceがn/aとなり、(未定あるいは条件によって異なるなど)何らかの理由で価格情報をこの表には記載していないと読み取れます。
Price | ETA | |
Desktop PC, 2TB HDD & 256GB | $1,238.99 | n/a |
Notebook PC, 128GB SSD, Black | n/a | 12th-Mar. |